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Oculus Riftの新開発キット「DK2」発表 HMDの商品化に向け大きく前進

» 2014年03月20日 07時08分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Oculus VRは3月19日(現地時間)、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Oculus Rift」の新開発キット「Development Kit 2(DK2)」を発表した。同日Webページで予約受付を開始した。発売は7月の予定で、価格は350ドルになる見込み。

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 Oculus Riftは、昨年Kickstarterのプロジェクトとしてスタートしたゴーグル型のHMD。開発キットはSDKとプロトタイプの「Crystal Cove」ゴーグルで構成される。

 先代のプロトタイプとの大きな違いは、外付けの小型カメラが付属したことだ。このカメラで本体から発する赤外線LEDを追跡することでヘッドトラッキングのレイテンシを減らした。これにより、開発者は物体に頭を近づけて観察するといった動作をゲームに取り入れられるという。

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 ディスプレイの解像度は960×1080ピクセル(片目)と、ソニーが前日に発表したHMD「Project Morpheus」と同じになった。より鮮明になり、色調とコントラストも改善された。

 この他、HMDにUSBポートを追加したり、評判の悪かったコントロールボックスを廃止したり、SDKを設計しなおしてUnityに最適化し、米Epic GamesのUnreal Engine 4を統合した。

 DK2で開発したコンテンツは商品版(発売時期は未発表)で稼働する。商品版はさらに高スペックになるという。

 「DK2はまだHolodeck(「スター・トレック」に登場する架空のVRシステム)には届かないが、正しい方向への大きな一歩だ」(Oculus VR)

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