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現2chは「違法な乗っ取り」状態──ひろゆき氏?が新サイト「2ch.sc」開設を予告

» 2014年04月01日 23時56分 公開
[ITmedia]

 掲示板サイト「2ちゃんねる」(2ch)で2月から続く一連の騒動にからみ4月1日、2ch元管理人のひろゆき(西村博之)氏を名乗る文章が「2ch.sc」サイト上に掲載された。2chの権利はひろゆき氏らにあり、現2chはレンタルサーバ会社側が乗っ取ったとして批判。現2chにボランティアなどで協力しているユーザーに対し法的措置をとる可能性も示唆している。新サイト「2ch.sc」は6日ごろのオープンを予告している。

photo 2ch.scに掲載された文章の一部

 1日付けで、2ちゃんねる(2ch)公式ビューア「p2.2ch.net」と2ちゃんねる検索(現在は2chからの遮断でサービス停止中)を運営する未来検索ブラジルのサイトに、p2を「2ch.sc」に対応させることが決まった、という告知が掲載された。同社とひろゆき氏は関係が深い。

photo p2と2ちゃんねる検索の障害についての告知ページでp2の2ch.scへの対応が予告されている

 「昨今の2ちゃんねるの現状に関して。」で始まる2ch.scの文章によると、2chサーバとドメインは「ゼロ」(札幌市)のレンタルサーバを月額2万ドルで借りて運営されてきた。ゼロが提携するN.T.Technologyの経営が不振だとして、サーバ代に上乗せし、昨年から総額52万ドルを同社に送金したという。サーバ代自体は年間24万ドルの契約のため、「レンタルサーバ代の送金額が不足していたという事実は全くありません」という。

 2chに異変が起きたのは2月19日。「2chサーバーを確保しました」という特殊スレがN.T.Technologyのジム・ワトキンス(Jim)氏の名前で立った。2ch.scの説明によると、「サーバのログインアカウントを変更して、2ch運営スタッフがサーバに入れないようにし、ドメインの登録名義を変更して、2chを乗っ取るという行為に出ました」のだという。その上で2日後の21日、サーバ代とは関係なく5万ドルを送るよう要求された、としている。

 2ch.scは「2ちゃんねるの諸権利は、西村博之ないしパケットモンスター社に帰属するものであり、株式会社ゼロ及び、NTテクノロジー社に権利を譲渡したことはありません。よって、彼らはサービスとドメインの違法な乗っ取りをしているというのが、現状の2ちゃんねるです」と主張する。

 現2ch運営は「正当な権利者ではなく、サービスを乗っ取った不法行為者」のため、「2ちゃんねるに関して、なんらかの方針を主張したとしても、なんの効力も発揮しません」という。「彼らが正当な所有者であると主張する可能性はありますが、西村博之ないしパケットモンスター社からの権利移転の契約書並びに対価の支払い証明を提示できるか確認して頂ければ、どちらの主張が真実かは明らかであると思います」という。

 その上で、現2ch運営の「不法行為」への協力を継続しているボランティアユーザーに対し「不法行為を助けてることになるので、この発表後もボランティアを継続する場合は、共犯とみなして、責任を取ってもらう可能性があるということです」と警告。広告業者についても同様に「民事及び刑事の責任を追及する可能性があります」という。

 文章は「また、2ch.scの公開は次の日曜日ぐらいを予定していますよ。。と。 2014/04/01 ひろゆき」で終わっている。まさかのエイプリルフールネタなのかどうかも含め、真偽は不明だ。

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