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電子書店が閉店したら、購入済み電子書籍を無料提供 ディスカヴァー21「読者本位の環境を実現」

» 2014年05月30日 17時27分 公開
[ITmedia]

 実用書などを手がける出版社ディスカヴァー・トゥエンティワンはこのほど、外部の電子書籍ストアが閉店した場合、その書店で購入済みの同社電子書籍について、自社サイトから無償でダウンロード提供を行う補償制度を始めた。「いつでもどのビューワでも読める読者本位の環境を実現する」という。

 同社の電子書籍コンテンツを販売する外部のストアが閉店した場合、同社の書籍を購入していた証明書(購入確認の電子メールなど)を示せば、同社サイトから無料で再ダウンロードできる。

 同社サイトで販売する電子書籍は、標準のEPUB形式でダウンロード可能に。どのビューワでも閲覧でき、サイトが停止しても手元にファイルが残るようにする。

 ヤマダ電機の電子書店閉店騒動を受けて発表した。電子書店が閉店した場合、その書店で購入した電子書籍データが読めなくなるケースが多く、ユーザーが電子書籍の購入をためらう要因になっていた。補償制度を通じ、安心して電子書籍を購入できる環境を整備するとしている。

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