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P2Pソフト導入済みPCを販売・操作方法教えた男を著作権侵害ほう助で摘発 JASRAC初告訴

» 2014年06月25日 16時26分 公開
[ITmedia]

 日本音楽著作権協会(JASRAC)は、P2Pファイル共有ソフトをインストールしたPCを販売し、操作方法を教えることで著作権侵害を助けたとして、香川県警が6月24日、高松市の男(39)を著作権法違反のほう助の疑いで送検したと発表した。JASRACが告訴していたもので、P2Pソフトによる違法アップロードのほう助容疑で告訴したのは初めて。

 JASRACによると、男は経営する家電販売店で、P2Pファイル共有ソフト「Cabos」をインストールしたPCを徳島県鳴門市の女(35)に販売。女はCabosを使ってJASRAC管理楽曲を含む音楽ファイルをネット上に無断で公開し、不特定多数のユーザーに送信できる状態にした著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで送検された。

 女は男の店舗で購入したPCを使って5年ほど前からCabosを使うようになり、同ソフトを使って入手した約2000件の音楽ファイルを保存していたという。男はPCの販売後、女性からCabosが正常に動作しないという問い合わせに応じ、同ソフトの再インストールを行っていたという。

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