オリックスは11月13日、会計ソフト開発・販売の弥生を買収すると発表した。オリックスは従来顧客の大企業から中小企業に加え、弥生の顧客基盤を活用し、国内企業の8割以上を占める小規模事業者向けサービスを展開。オリックスの金融・サービスノウハウと弥生の専門性を融合し、小規模事業者のニーズに応えるとしている。
年内をめどに、投資ファンドのMBKパートナーズなどから弥生株式の99.9%を取得する。買収額は弥生の借り入れ分などを含め総額800億円強になる見通しという。
弥生は「弥生会計」「やよいの青色申告」シリーズなどを開発・販売し、125万社以上の登録ユーザーを抱えている。米Intuitの日本法人だったが、2003年にMBO(経営陣による買収)で独立、現社名に変更した。04年にライブドア(当時)が買収したが、ライブドア事件後にMBKパートナーズに売却されていた。
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