ソフトバンクBBが3月1日にスタートした固定回線サービス「SoftBank光」で、一部ユーザーで開通工事が遅れるケースが起きている。広報担当者によると、原因は「申し込み情報の不備」。一部ユーザーには、開通まで無償で利用できるWi-Fiルータを送付するなどして対応している。
SoftBank光はNTT東西による光回線卸を活用するFTTHサービス。ソフトバンクモバイルの携帯電話とセットで契約すると料金を割り引くセット割も提供している。
同サービスに申し込んだ一部ユーザーが、3月初めごろから「申し込んだのに連絡がない」「開通予定日に開通しない」「ユーザーサポートに電話がつながらない」などのトラブルをネットで報告していた。
ソフトバンクモバイルの広報担当者は「お待たせしているのは事実で、申し訳ない」と謝罪。「申し込み手続きに必要な情報がそろっていれば2週間程度で開通できるが、顧客情報が他社のものと整合性が取れない場合、情報不備で戻って来ることがあり、顧客に再度確認する必要ある」ことが遅れの原因という。
不備があった場合は顧客に電話などで連絡をするが、なかなかつながらなかったりして時間がかかっているという。顧客側から連絡する場合も、サポートセンターが混み合って電話がつながりにくく、連絡がとりづらい状態になっている。
今後はサポートセンターの体制強化や申し込みフローを見直すなどして、情報に不備があった場合の連絡をスムーズにし、状況を改善すべく努力するとしている。開通工事が遅れている一部のユーザーには、回線が開通するまでの期間、無料でWi-Fiルータを貸し出すサービスも提供しているという。
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