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千葉・流山市でドローン飛行体験会 「ネガティブな面のみがクローズアップされてはもったいない」

» 2015年04月23日 18時13分 公開
[山崎春奈ITmedia]

 千葉・流山市は4月29日、「流山グリーンフェスティバル」(流山おおたかの森駅前南口都市広場)内でドローンデモ飛行&体験イベントを実施する。ドローンの安全な使い方や楽しさを伝えられればという。

photo 会場は流山おおたかの森駅前の広場。デモ飛行は一部区域に限定して行う
photo Bebop Drone

 今年で10回目の開催となる同祭では、4000の花と野菜の苗で8メートル超の“花絵”を駅前広場に作り上げる。プロによる空撮に加え、「Bebop Drone」「AR.Drone 2.0」など仏Parrot社のコンシューマー向けドローンを来場者が操作できる体験講習も実施する。機体に取り付けられたカメラの映像をスマートフォンの画面でリアルタイムに見ながら操縦できる。

 会場となる駅前広場は電柱や電線のない開けた空間。飛行区域や高度を限定し、スタッフ立ち会いのもとで行う。

 首相官邸で見つかったことで話題が集まり、法規制の検討も始まりそうなドローン。東京都内では飛行可能な場所は限られており、街中だけでなく、公園の利用規定にも禁止事項として「ラジコンなどにより動かすもの」と明記されているケースが多い。

 企画担当者の流山市総合政策部マーケティング課の筒井秀夫さんは自身もドローンのユーザー。世界的な流行を踏まえて今後のユーザー増を見込み、市内で安全に飛行・撮影可能な場所を検討してきている。

 「もちろんある程度のルール策定はあるべきという前提だが、マナーを守れば老若男女問わず楽しめるもので、名前だけが先行してネガティブな面のみがクローズアップされてしまってはもったいない。今回の件で名前を知った人、実際に体験したい人の目に触れる機会になれば」(筒井さん)

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