ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

シャープ、中期計画発表 資本金5億円へ減資、社内カンパニー制導入 希望退職3500人募集

» 2015年05月14日 15時17分 公開
[ITmedia]

 シャープは5月14日、資本金5億円への減資や総額2250億円の資本増強、社内カンパニー制の導入などを柱とした中期経営計画を発表した。2016年度の最終黒字転換を目指し、国内3500人の希望退職募集を含むグローバル10%の人員減など固定費削減にも取り組む。

 高橋興三社長が同日、都内で発表し、「復活に向けた再スタートを切りたい」などと述べた。

photo 新計画を発表する高橋興三社長=14日・都内

シャープの再建策(骨子)

  • 資本金を5億円に減資
  • みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行が優先株として各1000億円ずつ出資、ジャパン・インダストリアル・ソリューションズが優先株として250億円出資
  • 国内希望退職3500人程度を含むグローバル10%の人員削減、15年度に固定費285億円削減
  • 社内カンパニー制を10月1日付けで導入し、現在の2ビジネスグループ・8事業本部を、コンシューマーエレクトロニクスカンパニー、エネルギーソリューションカンパニー、ビジネスソリューションカンパニー、電子デバイスカンパニー、ディスプレイデバイスカンパニーの5カンパニーに再編
  • 2015年度に営業利益800億円、16年度に最終黒字転換、17年度に営業利益1200億円を目指す

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.