8月13、14日に、三大流星群の1つ「ペルセウス座流星群」が「極大」を迎えます! 特に今年は、1時間に20〜40ほどの流星が楽しめることと、夏場の気候もあいまって、「ペルセウス座流星群」が繰り広げるきらびやかな天体ショーを、多くの人が楽しみにしているよう。
さあ、あなたはきらめく流れ星に、どんな“願い”を込めますか?
今年の「ペルセウス座流星群」の出現時期は、7月20日〜8月20日頃とされていますが、流星群の活動が最も活発になる「最大極大」の時間帯は、8月13日(木)の15時頃。ただし、15時といえば日中のため、肉眼では流星を確認できない可能性もあります。
夜空に繰り広げられる流星ショーを見たいという人は、8月13日の0時〜夜明け、または翌14日の同時間帯の観測がおすすめです。
また、13日(木)、14日(金)は平日のため、時間が取れないという人も安心を。この時期は流星群の活動が比較的活発なため、13〜14日の「極大」ほどではありませんが、前後の週末でも普段より多くの流星を観測できるはずです。
流星ファンにとっては、流星の発光高度を弱める月明かりも気になるところ。でもご安心を!
国立天文台のサイトでは「今年のペルセウス座流星群は、月明かりを気にすることなく好条件で観測できる」と予測されています。
今年の「ペルセウス座流星群」は見どころ満点。観測のポイントは、“明るい”ד高速”ד流星痕”の3つです。
“明るい”光を放つ流星が、秒速・約60キロの“高速”で地球の大気に飛び込み、最後に爆発したように増光する“流星痕”で余韻を残す……。
こうした発光メカニズムの多様性に加えて、さらに「極大」を迎える13・14日の深夜から未明にかけては、1時間に20〜40の流星群が出現する“数”の多さも見逃せないポイント! 「極大」の時間帯に流星観測に臨む人は、どうやら「願い事」をたくさん用意しておいたほうがよさそうですね。
「ペルセウス座流星群」の「放射点」は、ペルセウス座のγ(ガンマ)星の近くにあります。例えば東京であれば、13日の午前0時の「放射点」は、北東の方角の空になります。
ただし、放射点の方向だけに流星が出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れますので、できるだけ空が広く見渡せる場所を選び、広い範囲の夜空に注意を向けることが、「ペルセウス座流星群」を楽しむ秘訣です。
ちなみに、夜間の流星群観測の目安として国立天文台のHP「ペルセウス座流星群 2015年」では、下記のように目安が表記されているので参考になさってください。
夏の天体ショーということもあり、山間部や海沿いなど、見晴らしのよい場所でその出現を待つ方も多いと思われますが、深夜から明け方にかけて気温は低下しますし、山間部や海沿いともなればさらに気温の低下が見込まれます。
流星群を安全に楽しんで観測するためにも、冷気をしのぐあたたかな服装、寝転んで観測する時に必要なレジャーシートを準備しておきましょう。
さらに、深夜から未明にかけての屋外での声は予想以上に響くもの。人家近くで騒いだり、立ち入り禁止エリアに入るなどのマナー違反がないよう、くれぐれも注意してくださいね。
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