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優先席付近の携帯電話マナー、「混雑時には電源オフ」に変更 JR東など関東甲信越・東北の鉄道

» 2015年09月17日 15時23分 公開
[ITmedia]

 JR東日本など関東甲信越・東北の鉄道事業者37社・局は9月17日、鉄道車内の優先席付近での携帯電話使用マナーを見直し、10月1日以降は「混雑時には電源をお切りください」に変更すると発表した。従来は「優先席付近では電源オフ」を呼び掛けていたが、総務省の指針改正を受けて関西では昨年変更していた。

photo 呼び掛けポスター

 優先席付近で電源をオフにする呼び掛けは、携帯電話の電波が心臓ペースメーカーに影響を及ぼす恐れがあるとして導入。だが現行の携帯電話(3G以降)に切り替わったのに伴い、総務省が2013年1月以降、距離の指針を15センチに緩和。関西圏では既に昨年7月に呼び掛けを変更している。

 関東圏の事業者は「総務省の指針改正や、スマートフォン普及に代表される昨今の携帯電話の利用携帯の変化などを踏まえて、より多くのお客に使用マナーを守っていただけるよう、共同で案内を見直す」としている。共通のポスターを駅と車内に掲げるほか、車内放送などの告知も順次実施する。

 車内での通話は従来通り、混雑にかかわらず遠慮してほしいとしている。

photo 関東甲信越・東北の37社・局

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