ITmedia NEWS > STUDIO >

イラストなのにアニメみたい――オリジナルキャラを動かせるLive2D 絵描きさんでも使えるコツ、教えますITmedia ニュース STUDIO セミナー

» 2015年09月29日 16時45分 公開
[ITmedia]

 「描いたイラストがこのまま動けば楽しいのに!」――そんなすべてのイラストレーターの夢を叶える技術「Live2D」。ITmedia ニュースでは、クリエイター向け企画第1弾として、初心者向けのLive2Dセミナーを9月26日に開催しました。

photo

 Live2Dは、2次元イラストを原画のまま、上下左右に動きを付けられる技術。イラストを同ソフトに取り込み、キャラクターの画像を髪や目などのパーツごとに「素材分け」し、編集用の平面ポリゴンを指定すると、立体的な2次元モデルに再構築できます。

 今回のセミナーでは、Live2Dデザイナーの笹原正哉さんが登壇し、「素材分け」を中心に基本的な操作をレクチャー。イラストレーター・荻poteさんのオリジナルキャラクター「春傘つみき」を実際に動かしました。「Live2D Cubism 2.1」の新機能、クリッピングマスクや、変形したポリゴンのリセット機能――などを紹介しました。

photo 描画時にレイヤー分け
photo PSDデータで取り込むとパーツごとに分けられます
photo テンプレートと重ねて動きを調整

 プログラミングや物理演算の知識がなくとも、PSD形式で適切にレイヤーを分割しておくことでテンプレートと組み合わせて比較的簡単に動かすことができます。笹原さんは「Live2Dで動きを付けることで、1枚のイラストから一歩進み、ゲームや動画素材など新しい可能性が広がる。絵描きさんにもぜひ楽しんでほしい」と話していました。

 人気イラストレーターとのコラボ企画第2弾としてかにビームさんによる「桃瀬ひより」も公開されています。2人のキャラクターのLive2Dフルモデルは11月に公開予定です。

 ご参加いただいたみなさまありがとうございました。イラストレーター、デザイナー、アプリエンジニアなどに向けたクリエイターセミナーは今後も不定期に開催していきます。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.