「描いたイラストがこのまま動けば楽しいのに!」――そんなすべてのイラストレーターの夢を叶える技術「Live2D」。ITmedia ニュースでは、クリエイター向け企画第1弾として、初心者向けのLive2Dセミナーを9月26日に開催しました。
Live2Dは、2次元イラストを原画のまま、上下左右に動きを付けられる技術。イラストを同ソフトに取り込み、キャラクターの画像を髪や目などのパーツごとに「素材分け」し、編集用の平面ポリゴンを指定すると、立体的な2次元モデルに再構築できます。
今回のセミナーでは、Live2Dデザイナーの笹原正哉さんが登壇し、「素材分け」を中心に基本的な操作をレクチャー。イラストレーター・荻poteさんのオリジナルキャラクター「春傘つみき」を実際に動かしました。「Live2D Cubism 2.1」の新機能、クリッピングマスクや、変形したポリゴンのリセット機能――などを紹介しました。
プログラミングや物理演算の知識がなくとも、PSD形式で適切にレイヤーを分割しておくことでテンプレートと組み合わせて比較的簡単に動かすことができます。笹原さんは「Live2Dで動きを付けることで、1枚のイラストから一歩進み、ゲームや動画素材など新しい可能性が広がる。絵描きさんにもぜひ楽しんでほしい」と話していました。
人気イラストレーターとのコラボ企画第2弾としてかにビームさんによる「桃瀬ひより」も公開されています。2人のキャラクターのLive2Dフルモデルは11月に公開予定です。
ご参加いただいたみなさまありがとうございました。イラストレーター、デザイナー、アプリエンジニアなどに向けたクリエイターセミナーは今後も不定期に開催していきます。
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