ソフトウェア開発などを手がける物書堂は10月26日、三省堂の辞書アプリ「全訳 漢辞海 第三版」(iOS)の提供を開始した。タップ操作や文字認識などストレスフリーに使えるインターフェースにこだわる。実売予想価格は3000円(税込)。
1万2500字の親字(見出しとなる漢字)を収録し、常用漢字や人名用漢字などの「JIS漢字」1万50字も網羅する。「部首」、「音訓」、「総画数」などからタップして探せるほか、手書き文字認識エンジン「楽ひら」(パナソニック製)も搭載し、漢字を指で書いて検索もできる。
熟語、句法、成り立ち、類義語、難読語、イラストカットなどをタイル状に配置し、まとめて閲覧が可能だ。文字の並びは書籍版と同じく縦組みで、2本の指で押し広げると、文字を拡大表示する。解説内の文字を指でなぞると、親字にジャンプしたり、異体字、語義、用例、熟語をブックマークしたりできる。
iPadの画面上に2つのアプリを並べて使える「Split View」、ホーム画面でアイコンを深く押すと頻繁に使う機能を素早く表示する「クイックアクション」、気になる親字を軽く押すせば内容をのぞき見れる「Peek」、そのまま深く押すと内容を表示する「Pop」――などiOS 9の最新機能にも対応する。
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