米Googleは12月7日、Web上の不正コンテンツを食い止めるデスクトップ向けセキュリティ対策サービス「Safe Browsing」の対象を、Android版Chromeにも拡張すると発表した。
Safe BrowsingではマルウェアをダウンロードさせるWebサイトや、ユーザーをだまして情報を入力させるソーシャルエンジニアリングサイトなどが表示される前に警告を出す。これまではデスクトップ向けのサービスとして提供されていたが、「Google Play Services」のバージョン8.1からAndroid向けのSafe Browsingクライアントが組み込まれた。
Android向けのChromeではバージョン46から同機能がデフォルトで有効になり、危険なWebサイトを閲覧しようとすると警告が表示されるようになった。
そうしたWebサイトを阻止するためには、端末上で不正なサイトのリストを常に最新版に更新する必要がある。Android版の提供に当たっては、データ通信料やバッテリーを浪費させないよう、データのサイズはできるだけ縮小してメモリやプロセッサの使用量を抑え、ネットワークのトラフィックも最小限に抑えたとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR