WindowsのQuickTimeはなくなるの?
トレンドマイクロ傘下のZero Day Initiativeが、QuickTime for Windowsのゼロデイ脆弱性と、Appleがこの脆弱性を修正するつもりがなくサポートを行わないことを伝えたことで、その真偽について憶測が広がっている。
AppleからはQuickTime for Windowsのサポートを中止するという明確な声明やドキュメントは出されておらず、トレンドマイクロの報告のみがソースとなっているため、疑う声もある。
QuickTime for Windowsサポート中止の根拠の1つとしては、AppleがQuickTime for Windowsのアンインストール方法を掲載していることが挙げられている。
このサポート文書の最終更新日は2016年3月17日(英語版は3月9日)。iTunesなどのWindows用の最近のメディア関連プログラムでは、QuickTimeを使わなくても新しいメディア形式を再生できると述べており、さらにQuickTime 7 Web プラグインを削除すると「Windowsパソコンのセキュリティが向上します」と説明している。
しかし映像、オーディオなど、QuickTimeに依存しているサードパーティアプリは多く、その影響は多大だ。
QuickTime for Windows(正確にはQuickTime 7 for Windows)はその名のとおり、QuickTime 7のWindows版。OS Xでは高機能で小回りのきく動画編集アプリとしてQuickTime 7の有償版であるQuickTime Pro 7がライセンス購入で利用でき、同様のことがWindows版でも可能だ。しかし、QuickTime 7 for WindowsがサポートするOSは現在ではWindows VistaとWindows 7のみとなっており、そのアイコンも古いまま。そこからも「Appleのやる気のなさがうかがえる」との声も上がっている。
一方、OS X版QuickTime Playerはオーディオキャプチャ、ムービーキャプチャ、さらには接続したiOSデバイスの画面キャプチャまでが可能な高機能アプリへと進化している。
QuickTime 7 for Windowsのダウンロードは依然可能となっているが、Appleは新たにWindows用QuickTimeを出すのか、それともこのままフェードアウトさせるのか。QuickTimeをアンインストールできない人たちは、やきもきしながら見守っている状況だ。
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