米Googleから、「政府が支援する攻撃者があなたのパスワードを盗もうとした可能性がある」という警告メールを受け取ったと、多数の米ジャーナリストや政治学者が11月23日からツイートしている。
上のツイートはスタンフォード大学政治学部教授マイケル・マクフォール氏のものだ。「親愛なるロシア政府よ、もうやめてくれ」と、攻撃したのがロシア政府だと指摘している。米政府高官は先月、米政府機関などへの一連のサイバー攻撃がロシア政府によるものとする声明を発表した(ロシア政府は関与を否定している)。
経済学者のポール・クルーグマン氏、GQで政治コラムを持つコメンテーターのキース・オルバーマン氏、政治系メディアPolitico Magazineのジュリア・ロフ氏などが同様のツイートを投稿した。
米メディアからの問い合わせに対し、Googleは「われわれは2012年から、Googleアカウントに政府支援の攻撃があった可能性のあるユーザーに警告を送っている」という声明を送った。この警告は、実際に被害に遭ったユーザーではなく、アカウント乗っ取りを試みられたアカウントに送っているという。メールにあるように、警告を受け取ったら「アカウント情報」で状況を確認し、指示に従ってパスワード変更などの対策をするようGoogleは勧めている。
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