LINEモバイルは3月14日、同社が2016年9月に開始したMVNOサービス「LINEモバイル」の実績と利用動向を発表した。ユーザーの平均月額基本利用料は1600円(17年2月時点)。平均1290円だった16年10月時点と比べて310円アップしたという。
要因は、LINE、Facebook、Twitter、Instagramのデータ通信料をカウントしない「コミュニケーションフリープラン」(2017年2月スタートのMUSIC+プラン含む)の月別申し込みプラン比率が46%から66%になったことと、「音声通話SIM」月別申し込み比率が50%から65%に増加したこと(いずれも16年10月と17年2月の比較)。週平均申し込み完了件数は、同期間で約2.4倍になったという。
今後、通話定額オプションの提供や、MUSIC+プランの対象サービス拡大などを行う予定。スタート時期は2017年初夏、詳細はサービス開始時に公開とのことだ。
また3月15日から、ビックカメラとヨドバシカメラの全10店舗でLINEモバイルの「即日受渡しカウンター」を設置。今後はこのようなリアルでのタッチポイントも全国100カ所以上に拡大していきたいという。
LINEモバイルの嘉部彩乃社長は、サービス開始から約6カ月間の業績やユーザーの声を振り返り「これまでは口コミや記事での評価で広まってきたLINEモバイルだが、自信を持っておすすめできる時期に来た。だから初のテレビCMに踏み切った」と説明。3月15日から全国(一部地域を除く)で放送するCMには、女優・のんさんを起用した。
CMのキャッチコピーは「愛と革新。」。のんさんは「監督から、江國香織さんの短編小説『デューク』を最初に渡されました。CMでは、全身を使わずに表情だけで主人公の女性とデューク(犬)の気持ちを一連のストーリーとして演じました。ここまで究極にシンプルなCMって、挑戦していてかっこいいなと思いました」と話していた。
(太田智美)
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