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Siriのルー語時代が終わったCloseBox

» 2018年10月17日 14時43分 公開
[松尾公也ITmedia]

 このところ、Siriがおかしい。そう感じているのは自分だけではないようだ。日本語での回答のはずなのにところどころカタカナ英語が混じってくる。

「今日の最高気温は?」

「今日の最高気温は22℃でしょう」

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 文字にすると問題ないのだが、音声ではこうなる。

「きょうのさいこうきおんはトゥエンティートゥーどでしょう」

 どこのルー大柴さんですか。

 同様の「トゥエンティーなんとか」問題はしばらく前からネット上で報告されていた。自分の経験では気温だけではなく、番地でも「トゥエンティーなんとか番地」と聞こえたこともあった。10月初旬あたりからだった気がする。自転車に乗っていて道に迷ったとき「ここどこ?」とApple Watchに聞くと「杉並区どこそこ何丁目何番地のほにゃらら通りです」と答えてくれるのだが、そこでトゥエンティーなんとか番地をはさみ込んできたのだ。

 ちなみに、気温を聞いて、「今の気温はXX度(たび)です」と答えられたこともあった。

 この記事を書きかけて自転車に乗り、手首を口元に持ってきてApple Watchに聞いてみた。こうすると「Hey Siri」なしで命令できる。

「今日の最高気温は?」

「今日の最高気温は22℃(にじゅうにど)でしょう」

 ちゃんと言えてる。

 iPhoneで聞いても「にじゅうにど」だ。

 記事を書いていたことをビッグブラザーにウォッチされていたのだろうか? ウォッチだけに。

 あんまり同じ質問をするものだから異常検知されて人間によるチェックにエスカレーションしたのかな?

 とにかく、こうしてSiriの「ルー語時代」は終わった。しかし、第2第3のルー語がまたやってくるかもしれないのだ。

photo Apple WatchでSiriに「今の気温は?」と聞いてみた

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