はてなは11月19日、ミニグログサービス「はてなハイク」を2019年3月27日に終了すると発表した。システムコストの増大などが原因。約2年改善を続けてきたが「抜本的なサービスの再生ができず、サービス継続の判断を行うことはできなかった」という。
はてなハイクは2007年12月にオープン。短いつぶやきや画像をタイトル(お題)入りで投稿できるサービスで、開始当初は3日間で1万件近く投稿されるなど話題になった。
同社によると、はてなハイク開始時から「その時々の時流に合ったSNSプラットフォーム」を目指して機能の追加や他サービス連携を進めるうちに、システムが「非常に特殊な構造」に。メンテナンスコストが増大し、不具合修正やスパム投稿への対応も困難になっていたという。
2017年6月末には、正式サービスから「実験サービス」という扱いに変更し、最低限の機能を提供しながら改善を続けてきた。だが、このままでは「セキュリティ上の深刻な問題が生じる可能性が高い」と判断。今後のサービス運営やシステム移行に必要なコスト、利用状況などを踏まえ、サービスの終了を決めたという。
ユーザーの投稿データはエクスポートできるよう対応を検討する。詳細は決まり次第伝えるとしている。
同社は2018年に入り、「はてなダイアリー」終了やはてなブックマークの「IDコール」終了を発表するなど、サービスの統廃合を進めている。
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