国立国会図書館はこのほど、書籍や文化財など、国内にあるさまざまなコンテンツのデジタルデータを横断検索できるポータルサイト「ジャパンサーチ」の試験版を公開した。博物館や美術館、研究機関などが保有するデータをまとめて検索できる。
さまざまな機関に収蔵されている文化資源を、デジタル情報として保存する「デジタルアーカイブ」を進めるためのサイト。文化財などの所蔵を明らかにしたり、デジタルコンテンツの活用や共有を促したりする狙いもある。
試験版では、国立国会図書館の他、国立科学博物館、文化庁・国立情報学研究所、NHKなどと連携。36のデータベースから、1697万1526件のデータを検索できる。連携先は今後も拡大する。現在ポータルサイトを通じて79万1179万点のコンテンツが閲覧可能で、教育や商用目的で43万6321点のコンテンツを利用できる。
今後は利用者からのフィードバックをもとにサイトの機能を整備し、2020年までに正式版の公開を目指すとした。
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