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» 2019年04月03日 07時38分 公開

「万葉集」解説書、爆売れで緊急重版 “新元号特需”で

新元号「令和」の出典は、日本最古の和歌集である「万葉集」だ。元号が発表されて以降、関連書籍の売り上げがアップしており、版元が緊急重版を決めるなど対応に追われている。

[岡田有花,ITmedia]

 平成に代わる新元号「令和」の出典は、日本最古の和歌集である「万葉集」だ。元号が発表されて以降、関連書籍の売り上げがアップしており、版元が緊急重版を決めるなど対応に追われている。

 Amazon.co.jpや楽天ブックスなどネット書店を見ると、4月2日時点で最も売れている万葉集関連書籍は、角川ソフィア文庫の「万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」(角川書店編)で、2日までにAmazon、楽天とも品切れになっている。

画像 2日のAmazonの書籍売り上げ総合ランキングより。3位が「万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」
画像 楽天ブックスでも文庫部門1位。品切れ状態だ

 同書は、万葉集から名歌140首を選び、解説した書籍。新元号「令和」の典拠となった梅の花の歌も収録されている。版元のKADOKAWAによると、新元号発表以降、書店からの注文が相次ぎ、ネット書店でも売り切れが続出しているという。

 ニーズに対応するため同社は4月1日、8000部の重版を決定。それでも注文に追いつかないと判断して2日、さらに1万2000部上乗せして2万部重版することを決めた。重版分には、新元号が収録されている旨を知らせる帯を付け、4月中旬ごろに配本するという。

 角川ソフィア文庫では、万葉集全首に現代語訳を付けた「新版 万葉集」(伊藤博訳注)シリーズ(1〜4巻)も売れている。梅の花の歌が収録された第1巻が得に人気で、KADOKAWAはこちらについても、1万部の重版を決めた。

 このほかKADOKAWAは、「新版 万葉集」の2〜4巻や「はじめて楽しむ万葉集」など、角川ソフィア文庫の万葉集関連書籍7冊も合計3万部重版する予定。緊急重版で“万葉集特需”に対応する。

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