丸善ジュンク堂書店と大日本印刷は9月18日、「ジュンク堂書店 池袋店」(東京都豊島区)の売り場に、デジタルサイネージを備えた本棚「デジタルシェルフ」を設置する実証実験を行うと発表した。書籍の動画広告や書店員のおすすめ情報を随時配信し、紙のPOPよりもインパクトのある宣伝を行うことで、広告効果を高める狙いがある。
デジタルシェルフは大日本印刷が開発。広告内容をインターネット経由で柔軟に変更できるため、書店員がPOPの制作・差し替えを行う手間を省けるという。顧客が画面の前で立ち止まった頻度や、書籍を手に取った回数を計測するセンサーも備え、広告効果や購買行動を可視化できるとしている。
同店舗にはデジタルシェルフの他、1階の入口付近に55インチ(1面)、レジカウンター周辺の壁面に49インチ(4面)のデジタルサイネージを導入済みで、書籍の情報の他、映画やエンタメ、イベントなどの情報を発信していくという。
両社は「複数のデジタルサイネージを同時に導入することで、店舗全体で一体感のある販売促進施策を展開する」とコメントしている。
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