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何これ便利 「そのデータ、印刷して郵送して」を1通99円から日本郵便が代行するサービス明日から使えるITトリビア(1/2 ページ)

» 2021年12月21日 20時30分 公開
[山川晶之ITmedia]

 コロナ禍で一気に進んだデジタル化。そんな昨今でも特に請求書など、送ったデータを「紙でほしい」なんて言われることもあるかもしれない。わざわざ印刷して、封筒と切手を買って、ポストに投函して……と考えると、コスト以上に面倒臭すぎる。プリンタが家にない人にとっては、コンビニに駆け込んでプリントアウトするしかない(封筒と切手も買えるから一石三鳥かもしれないが……)。

Webでデータを入稿するだけで印刷物を郵送できる「Webレター」

 そんな悩みを解決するサービスが最近Twitterで話題になった。日本郵便が提供している「Webレター」だ。簡単に説明すると、文面/宛名印刷、封筒詰め、切手貼り、発送を白黒なら1通99円からやってくれるというもの。ページ追加にも対応しており、1ページ当たり5円(最大8ページまで)。コンビニのネットプリントよりも安い。カラーは146円(同52円)。支払いはクレジットカードと料金後納に対応する。

 初めにユーザー登録が必要だが、あとはWebレターのページから、PDFやWordファイルなどをアップロードし、宛先や差出人の必要事項を入力していくだけ。CSVファイルを基に宛先別に内容の異なる郵便物を発送できる「差込差出し機能」や、販売管理システムとの連携(現時点では「商奉行i11」など)も可能という。

Webレターの申込画面。アップロードしたファイルのプレビューが表示されるほか、サービス内に請求書などのテンプレートを用意。テキスト入力機能もあるので、ブラウザ内で請求書を作り上げることも可能

 実はこのサービス、開始は2010年2月と、そろそろ13年目に突入する長寿サービス。とあるTwitterユーザーのツイートが拡散され、「知らなかった」「何これ便利そう」「早速登録した」といった反応が相次いだところをみると、サービスの存在を知らない人もまだまだ多そうだ。

 日本郵便では、「Webゆうびん」として、Webレター以外に慶弔メッセージサービス「Webレタックス」、一部地域を除き15時30分までに申し込みすれば全国に当日配達できる「Web速達」も展開している。ただし、速達サービスは白黒1通で524円、カラーで544円とそこそこ値は張ってしまう。

慶弔メッセージサービスや速達サービスなども用意している

 WebレターもWeb速達も押印が必要な書類には使えないが、書類によっては電子印影などで代替できる可能性もある。サービス自体の利便性は高そうなので、シーンに応じて使い分けたいところだ。

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