福島県沖地震により広範囲で停電発生 携帯3社は災害用伝言板設置

[ITmedia]

　3月16日午後11時36分ごろ、福島県沖で最大震度6強の地震が発生した。東京電力ホールディングスによると、地震の影響により関東の広い範囲で停電が発生している。同社は現在設備への影響を確認中。

東京電力管内の停電状況（3月17日午前0時）

　東京電力管内の全都県で合計200万件を超える停電が発生。東北電力によると、震源地に近い東北地方では、秋田県と山形県を除く5県で約15万7000件の停電が発生している。

　停電から復旧し、通電が再開した場合には通電火災が発生する恐れがある。特に強い地震を感じた地域では、再通電の前に電化製品のスイッチを切る、コンセントを抜くといった対応が推奨される。

　NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルなどの携帯電話回線での通信障害は確認されていないが、楽天モバイルをのぞく各社は災害用伝言板のサービスの提供を開始している。

　Twitter上では地震後、Nuro光に接続障害が一時あったとする声も上がっているが、ソニーネットワークコミュニケーションズは障害について発表していない。

追記：2022年3月17日

　東京電力管内の停電は17日午前11時までに、山梨県の一部を除く全域で復旧した。東北電力管内でも、宮城県の一部を除く全域で送電を再開している。