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停止させてもエアコンが動いている? 理由は○ “2回切り”はダメ節電テック(2/2 ページ)

» 2022年09月29日 13時01分 公開
[ITmedia]
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 最近のエアコンには「内部クリーン」(パナソニックの例)などと呼ばれる自動メンテナンス機能を搭載した機種が増えています。機能はメーカーによって異なりますが、フィルターを掃除したり、カビ防止のために内部を乾燥させたりするものが中心。エアコンの停止ボタンが押された後に動き出し、作業が済むと自動で止まる仕組みになっています。

 つまりリモコンの停止ボタンを押してもエアコンが動き続ける理由は、自動メンテナンス機能が働いているため。確かに電源ボタンを2回押せば止められるのですが、作業を途中で止めさせることになってしまいます。

内部クリーンでは内部を加熱して乾燥させ、カビの繁殖を防ぐ

 パナソニックのユーザー調査によると、内部クリーン機能搭載エアコンを持っている人のうち実に7割が「停止ボタンを押したのにエアコンが動き続けている」と感じていたそう。さらに2回切りをしたことのある人も7割に達していました。

ユーザー調査の結果では2回切りをしたことがある人が7割。調査対象は20代から60代の男女550人(パナソニック調べ)

1回あたりの電気代は約1.7円

 節電のためにエアコンを切ったのになかなか止まらない──そのもどかしさは理解できますが、内部クリーン機能などはエアコンのカビ繁殖防止(熱交換器を加熱乾燥)など、エアコンを長く快適に使うために必要なメンテナンス作業を自動でやってくれるもの。2回切りは止め、自動的に停止するのを待ちましょう。

 なおパナソニックによると内部クリーン運転の1回あたりの電気代は約1.7円(単価31円/kWhで計算)だそうです。

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