米Amazon.comが7月10日から11日(現地時間)に開催した会員限定セール「プライムデー」。販売した商品の総数は3億7500万点を超えた。大量の注文をさばくに当たっては米Amazon Web Servicesのクラウドサービスを活用。8月2日には、AWSの各種サービスをどれだけ使ったかのデータも公開した。
例えば、データをブロックという単位で分けて管理するストレージ「Amazon Elastic Block Store」では、1日当たり15兆3500億件のリクエストと、764PB(ペタバイト)のデータ転送があった。仮想サーバ「Amazon EC2」では2022年開催時の2.7倍に当たる、数千万のインスタンスを活用したという。
ログ取得サービス「AWS CloudTrail」では、期間中に8300億件超のイベントを処理。セキュリティ上の脅威を検出する「Amazon GuardDuty」については、具体的な数は公開していないものの「ログの量がサービス史上最大となった」と明らかにした。
さらにCDNサービス「AWS CloudFront」では、1分当たり5億を超えるリクエストを処理。期間中に処理したリクエスト数は1兆を超えたことなども明らかにしている。
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