若者のSNS利用に詳しいITジャーナリストで成蹊大客員教授の高橋暁子さんは「中高年世代はガラケー世代で、主にメールを使用していたため文章が長く、読みやすくするために句読点が多くなる傾向にある」とし、「一方で、若者はリアルタイムでのやりとりが当たり前となっており、チャットのようなやり取りを行う。短めの文章で句読点を打つタイミングで送信するため、句点を使用する機会が少ない」と分析する。
さらに、「若者同士の会話では、句点は怒っていることを意味する際にも使用される。そのため、若者は普段あまり見かけない文末の句点に怒っているのではないかと怖さや威圧的に感じているのでは」と指摘する。
中高年にとっては、仕事などを通じて若者とLINEでやりとりする機会もあるが、ハラスメントとして認識されないためにはどうすればいいのか。高橋さんは「(若者とやり取りをする際は)句点を除いてあげる。代わりに、『!』や笑顔の絵文字を1つ付けるといい」とアドバイスしている。
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