Apple、Google、Microsoft、Mozillaは3月12日(米国時間)、共同で開発したWeb応答性測定用ベンチマーク「Speedometer 3.0」をリリースしたと発表した。2022年に立ち上げた取り組み「Interop」の一環だ。
Speedometerの初版は、AppleのWebKitチームが2014年にリリースし、2.0は2018年にWebKitチームとGoogleのChromeチームが協力してリリースした。この提携では、Webパフォーマンスに関する共通の理解を確立し、ブラウザのユーザー体験を向上させるための改善を行うこととしていた。Interopのチーム全社が加わることで、3.0は「3つの主要なブラウザエンジンであるBlink、Gecko、WebKit」のベンチマークが可能になったとしている。
Speedometer 3.0では、To-Doリストの操作、リッチテキストの編集、チャートのレンダリング、ニュースサイトの読み取りなどのテストを次々と実施する。
数秒から数分で一通りのテストが終了すると、総合点が表示される。
「Details」ボタンをクリックすると、各テストの結果の詳細も表示できる。
4社はそれぞれの公式ブログで、今後も協力を継続し、ユーザーにとってのWebのパフォーマンスをさらに向上させていくと語った。
Speedometer 3.0は、BrowserBench.orgのWebサイトで利用可能だ。
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