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GMがF1に参入、背景に米国内での人気の高まり、Netflix番組が起爆剤に

» 2024年11月26日 15時14分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 自動車F1シリーズは11月25日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の2026年からのF1参入を支援することで同社と基本合意したと発表した。11番目のチームとなる。

 GMがF1に参戦する背景にあるのが、米国内でのF1人気の高まりだ。動画配信サービス「Netflix」がF1を題材にして制作したドキュメンタリー番組「ドライブ・トゥ・サバイブ(邦題:栄光のグランプリ)」の効果により、若年層のファンが急増。F1は1カ国1レースの開催が原則だが、米国では特例でフロリダ州マイアミガーデンズでマイアミ・グランプリ(GP)、テキサス州オースティンで米国GP、ネバダ州ラスベガスでラスベガスGPと3つのレースが行われている。

 米企業がスポンサーにつくケースも相次いでおり、ソフトウェア大手OracleはRedbull、パソコン・プリンタ大手HPはフェラーリ、クレジットカード大手Visaとモバイル決済サービス企業Cash AppはRBのタイトルスポンサーをそれぞれ務めている。

 GMがF1に名を連ねる26年には米Fordが04年以来となるF1復帰を果たし、レッドブルのパワーユニット(PU)製造会社「RBPT」(レッドブル・パワートレインズ)と提携し、レッドブルとRBにPUを提供することが決まっている。

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