小寺信良のIT大作戦
スタートした「マイナ保険証」一本化 そのメリットと懸念点を整理する(1/4 ページ)
12月2日から、健康保険証の新規発行が停止され、本格的にマイナンバーカードと一体化した保険証、いわゆる「マイナ保険証」が基本となる仕組みが動き始めた。現行の保険証は、有効期限までのあいだは使用できる。ほとんどの保険証は有効期限が1年に設定されているため、まあ最長でも1年だ。2025年の12月までには、マイナ保険証に一本化される事になる。
これにともない従来の保険証は、現在の期限いっぱいで、法令で定めた「本人確認書類」から外されることになっている。次の保険証が発行されることはないので、本人確認書類としての役目も一緒に終わらせるという事である。
なお、現時点でマイナンバーカードを持っていない、あるいは保険証の利用登録をしていない、していたが解除した、という人のために、保険資格を証明するカード状の「資格確認書」が無償で申請によらず交付されることになっている。ある意味これが、従来型保険証と似たような位置付けになる。
もし予期せずこのカードが届いた場合、マイナ保険証への移行手続きをやっていない、あるいはマイナンバーカードの電子証明書の有効期限が切れているということだ。マイナ保険証への移行手続きは、マイナポータルからできる。一方有効期限切れの場合は、地方公共団体から「有効期限通知書」というのが送られてきているはずだ。これに交付申請用QRコードが付いていれば、ネットで更新できる。無い場合は、市町村窓口へ出向く必要がある。
「資格確認書」は、申請でも取得することができる。例えばマイナンバーカードをなくして再発行手続き中だが保険証は使いたいという場合や、マイナ保険証の認証が困難な人は、こちらを入手したほうが便利だろう。またこの資格確認書は、保険証に変わって、本人確認書類に追加される事になっている。
マイナ保険証を登録したか分からないという人は、スマホからマイナポータルへ行けば、登録状況を確認できるようになっている。やったようなやってないような…という方は確認してみて欲しい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
小寺信良のIT大作戦
ベテランのテクノロジーライターである小寺信良さんがIT分野全般にわたって考察する。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
たばこ休憩なき時代の“一服”をどう取るか 温熱と“聞こえない音”で休む、JT子会社のアイマスクを試す
-
2
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
3
「能動的サイバー防御」きょう開始 警察・自衛隊などが攻撃元サーバを無害化 高市首相も狙いを説明
-
4
B級感がたまらない? 映画「ストリートファイター」の魅力と原作ゲームの歴史、ゲーマーマンガ家が熱弁
-
5
パナソニックHD子会社、使用禁止の生成AIに従業員約33万人分の個人情報をアップロード
-
6
「Claude Mythos 5」、危害の兆候を顧みず実在の開発者を標的に──AnthropicとAISIが分析結果を公開
-
7
GMO、不正取引の被害額を補償へ 見舞金5000円も 「お名前.com」FX用VPSへのサイバー攻撃で
-
8
「楽天ドライブ」に不正アクセス 保存したデータなど1.5万アカウント分が取得・閲覧のおそれ
-
9
「お名前.com」 のFX自動売買VPS、不正アクセスで金銭被害か 「600万円の損失」「55万円なくなった」……報告相次ぐ
-
10
PHPに「緊急」レベルの脆弱性2件 修正版を日本時間21日深夜に公開へ、事前準備を呼び掛け
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR