Google、オンライン広告技術の一部で独占と米地裁が認定
米バージニア州東部地区連邦地裁は4月17日(現地時間)、米Googleがオンライン広告技術市場のパブリッシャー向け広告サーバ市場と広告取引所市場において独占的地位を違法に維持し、かつパブリッシャー向け広告サーバー(DFP)と広告取引所(AdX)を不法に抱き合わせたとして、独占禁止法に違反したとの判決を下した。Googleは控訴するとしている。
この判決は、2023年1月に米司法省(DoJ)と8つの米州(後に17州に増加)が起こした訴訟のものだ。Googleに対しては、別の訴訟で検索市場全体を違法に独占しているという判決も出ており、こちらについては今年半ばまでに事業分割を含む救済措置が示される見込みだ。
連邦地裁のレオーニー・ブリンクマ判事は、GoogleがWebサイト上の広告掲載を支える技術システムにおいて、特にニュースサイトなどのオンラインパブリッシャーが広告スペースを管理するパブリッシャー向けツール市場と、広告取引を仲介する広告取引所市場でのGoogleの独占を認定した。
一方、広告主が広告スペースを購入する際に使用するツール市場については、政府の主張を退けた。
判決は、Googleの排他的な行為が競合他社の競争を阻害し、パブリッシャー、競争プロセス、最終的にはインターネット利用者である消費者に実質的な損害を与えたと指摘している。
今後、違反に対する救済措置を決定するための手続きが開始される。
この訴訟の原告は、Googleが長年にわたり、DoubleClickやAdMeldなどの企業買収を通じて広告技術市場での支配力を確立、強化してきたと主張していた。
GoogleはXへの投稿で、「われわれは訴訟の半分で勝訴し、残りの半分については控訴する」と語り、「パブリッシャーには多くの選択肢があり、当社の広告技術ツールがシンプルで手頃な価格で効果的であるためGoogleを選んでいる」と主張した。
Googleに対しては、欧州連合(EU)の欧州委員会が3月に、デジタル市場法(DMA)違反の予備的見解を示した他、4月には日本の公正取引委員会がAndroidスマートフォン市場で独禁法に違反したとして、排除措置命令を下している。今回の米連邦地裁の判決と合わせて、Googleは世界的に厳しい規制に直面している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
大雨で「首都圏外郭放水路」稼働 濁流が“地下神殿”を満たすまでの動画公開 国交省
-
2
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
3
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
4
Duolingoの新アイコンが「気持ち悪い」 世界のユーザーから「元に戻して」の声
-
5
くら寿司、「ちいかわ」グッズ不正で「警察と相談、厳正に対処」 メルカリと連携も
-
6
メルカリ、くら寿司ちいかわ騒動巡りコメント 出品削除・禁止の有無は
-
7
Suica、3つの新キャラ候補を発表 ネット投票で決定へ ペンギンは27年3月末で卒業
-
8
「データセンターの排熱で温泉を作ろう」が難しい3つの理由 本職のDC技術者にガチで考えてもらった
-
9
くら寿司株が一時3.7%安 「ちいかわ」コラボ中止が要因か
-
10
東京23区で「徒歩10分以内」に駅がない地域はどこ? 駅空白地帯マップが話題
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR