【パリ=三井美奈】フランスのマクロン大統領は6月10日、国営テレビのインタビューで、15歳未満の子供のSNS利用を禁止する方針を示した。
マクロン氏は「数カ月間は欧州レベルの実現に動く。だめなら、フランスで始め、ほかの国が続くのを待つ」と発言。欧州連合(EU)での禁止が難しい場合、フランスで先行実施する考えを示した。SNSプラットフォームは年齢制限にあたり、顔認証や年齢確認アプリを使えるはずだとも述べた。
フランスでは10日、パリ郊外にある中学校の入り口で、14歳の男子生徒がナイフで女性職員を刺殺する事件が発生。マクロン氏は「われわれの社会はどんどん暴力的になっている」と述べたうえで、若者へのSNSの浸透に言及した。
SNSについては2024年、オーストラリアが国として初めて、16歳未満の利用を禁止する法律を国会で成立させた。
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