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「配慮足りなかった」ぐんまちゃんX投稿内容に山本一太知事も釈明 「偶然が重なった結果」

» 2025年07月17日 19時15分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 群馬県のご当地キャラクター「ぐんまちゃん」のX公式アカウントの投稿内容が、特定政党を支持しているかのように受け取れるとして批判が相次いだことに関し、山本一太知事は7月17日、定例記者会見の中で「誤解を招く内容になってしまい配慮が足りなかった」と釈明した。

 「SNSへの発信はデリケートなんだと改めて認識した」とした上で、再発防止策として「撮影後だけでなく投稿直前にも発信内容のチェックを再度行い、細心の注意を払うよう庁内に指示した」と述べた。

 ぐんまちゃんは13日、Xに「この県(くに)を愛して何が悪い!!」とオレンジ色のパーカーを着用したスタッフと左手を掲げる後ろ姿を投稿していた。

 選挙期間中ということもあり、同系色をイメージカラーにしている政党を連想させるといった指摘や一部メディアは「排外主義」などと報じた。こうした反応に県は画像を削除、「配慮が足りず、申し訳ございません」と謝罪していた。

 参院選期間中の投稿となったが、撮影時期は6月中旬で、山本知事は「政治的な意図を持って発信したものではない」と話した。

 今回のメッセージは、ほのぼのとした優しさが売りのぐんまちゃんらしからぬ内容だが、県によると、人気アニメ「ONE PIECE」の一場面を切り取ったパロディーという。オレンジ色のパーカーも以前から着用していたといい投稿時期も含め「偶然が重なった結果」。ただ現在、NRC(日本リサーチセンター)による全国キャラクター調査を実施中で、認知度アップに向けて「刺さる内容を意識した」可能性を指摘する声もある。

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