「会社ぐるみでの関与はない」 マンガワン問題、小学館が文春報道に釈明
小学館は3月4日、未成年への性加害の前科のある原作者を、漫画アプリ「マンガワン」に起用していた問題をめぐる週刊文春(3月12日号/3月5日発売)の報道にコメントした。担当編集者の関与は認めつつ、会社ぐるみでの関与はない、と釈明する内容だ。
問題の原作者は山本章一氏。漫画「堕天作戦」連載中の2020年、講師を務める高校の教え子の女子生徒への児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の罪で逮捕・略式起訴されて罰金刑を受け、同作の連載は中止していた。だが22年、編集部は同氏のペンネームを「一路一」に変え、「常人仮面」の連載を始めた。
また21年、山本氏と被害女性の和解協議に、「マンガワン」の担当編集者が加わっていた、という告発もあった。
小学館は今回の声明で、20年2月の「堕天作戦」の連載中止は「会社として指示した」と説明。21年の和解協議については「担当編集者より法務室に相談があった」が、「弊社は当事者ではないため、弁護士への委任を山本氏に促すよう指示した」と説明し、「会社ぐるみで関与したとの認識はない」と釈明している。
22年、山本氏が新たなペンネームで連載を再開していたことについては、「札幌地裁判決(26年2月20日、被害女性への損害賠償として山本氏に1100万円の支払いを命じた)後の26年2月25日にマンガワン編集部より報告があり、会社として初めて確認した」とし、山本氏の連載再開は会社として4年間把握していなかったという説明だ。
同社は2月27日、「本来であれば原作者として起用すべきではなかった」とし、マンガワンで「常人仮面」の配信を停止。3月2日には、この問題を検証する第三者委員会を設置すると発表していた。
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