フィールドセールスをはじめとする外出メインの業務において、ビジネスPCの選定は生産性を左右する重要な要素だ。宮城県や山形県、福島県を中心にICTソリューションを提供するテクノ・マインドは、自治体DXを支援する営業部署にNECパーソナルコンピュータの「VersaPro UltraLite タイプVY」を導入した。
宮城、山形、福島県の自治体、官公庁、民間企業、教育機関を中心にICTソリューションを提供しているテクノ・マインド。システムインテグレーションやソフトウェア開発事業のほか、自社開発のコミュニケーションプラットフォームや業務システムなどを展開するクラウドサービス事業、ホスティング・ハウジング・監視運用サービスを提供するデータセンターサービス事業など、幅広い事業を展開している。
自治体向けシステム提供やICTインフラ構築を手がける同社の公共社会ビジネス本部において、フィールドセールスを一手に担うのが公共社会DX推進部だ。同部門は生産性のさらなる向上を目指し、2025年秋、既存のデスクトップPCやモバイルノートPCに追加する形で高性能モバイルノートPCを導入した。
7人のフィールドセールス担当者が所属する公共社会DX推進部は、それまで各人の自席ではデスクトップPCを使用し、外出時に使用するモバイルノートPCとしてNECパーソナルコンピュータの「VersaPro タイプVG」(以下、タイプVG)3台を共用していた。
フィールドセールス担当者は顧客を訪問して提案活動をするなど外出が多い。若手フィールドセールス担当の島田裕太氏は「朝は8時30分に出社し、自席でメールチェックや資料準備を済ませた後、社用車で客先に向かいます。昼食を挟んで、お客さまと打ち合わせをするなど営業活動をし、帰社後に再び自席で事務作業をして1日を終える、というのが標準的なスケジュールです」と話す。
社内の会議室でモバイルノートPCを使用するケースも多く、これまでの3台のタイプVGを運用する体制から、より柔軟な働き方に対応できる環境づくりが求められていた。
同部の吉水誠氏は「さらなる業務効率化と機動力の向上を図るため、最新モデル7台への入れ替えを行い、フィールドセールス担当者1人につき1台を配布する体制へと刷新したいと考えていました」と当時を振り返る。
フィールドセールス担当者の間で1人1台のモバイルノートPC刷新の要望が高まっていた2025年秋、これまでPCを調達してきたNECパーソナルコンピュータによる勉強会が同社仙台本社で開催された。テクノ・マインドが顧客に提案・提供するICTソリューションには、サーバやネットワーク機器だけでなくクライアントPCも含まれる。最新PCの機能や提供価値を全社的に学ぶ場を設けた格好だ。
同部の石井隆徳氏は「勉強会に参加した上司がNECパーソナルコンピュータの担当者と意見を交わす中で、1人1台体制の実現に向けたモバイルノートPCの導入が決定しました」と経緯を説明する。その後、2025年11月、NECパーソナルコンピュータが推奨する「VersaPro UltraLite タイプVY」(以下、タイプVY)の導入に至った。
「NECパーソナルコンピュータの対応はスピーディーかつ丁寧でした。見積りもすぐに頂けましたし、発注してから納品までも想定より早く、スムーズに導入できました」(石井氏)
部門で導入するビジネスPCは長期間の使用を想定しているため、陳腐化することのない高性能なモデルを求めて、フラッグシップモデルであるタイプVYを選定した。顧客にPCを提案する立場として、最新の高性能PCに触れて価値を実感したいという狙いもあったという。
機種選定において特に重視したのがバッテリー駆動時間だ。吉水氏は「私たちは社用車での移動を含め、モバイルノートPCを1日4〜5時間持ち出すこともよくあります。社内の会議室などで利用することもあるため、バッテリー駆動時間は最優先事項です。実際に使ってみて、タイプVYの駆動時間はかなり長く、1日中安心して利用できます」と、その優位性を高く評価する。
長時間バッテリー駆動を実現したタイプVYは、さまざまな効果をもたらしている。「以前はPCとACアダプタを一緒に持ち運び、お客さま先で電源コンセントを借りて接続していたこともございました。タイプVYにしてからは、ACアダプタを会社に置いたまま外出できるようになり、身軽になりました。今では2〜3時間の社内会議にも、タイプVYだけを持って参加しています」(吉水氏)
タイプVYは、1キロ未満※1の軽量設計でありながら、大容量バッテリーと独自AIによるバッテリー制御によって動画再生時約20.1時間、アイドル時約40.2時間という長時間駆動を実現した※2。国産ブランドとしての堅牢(けんろう)性と耐久性を備えた、AI搭載の軽量モバイルノートPCだ。約20時間の駆動が可能であれば、新幹線を利用した日帰り出張でも、出張先や往復の車内でバッテリー残量を気にすることなくPC作業に集中できる。ACアダプタの持参が不要になれば、出張時の荷物も削減できる。
※1:標準バッテリー(S)搭載時の軽量モデルの質量は約885g、通常モデルは約921g。軽量モデルは、タッチパネルあり、かつWi-Fiモデルを選択した場合。タッチパネルありでも、ワイヤレスWAN(LTE)対応を選択した場合は通常モデル。
※2:タッチパネル搭載かつバッテリー(L)搭載時。バッテリー駆動時間は「JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.3.0)」に基づく目安時間。
今回取材した3人の中で、タイプVYの強みを最も生かしているのが島田氏だ。石井氏と吉水氏が自席で既存のデスクトップPCを継続利用しているのに対し、島田氏はタイプVYを外部モニターに接続し、自席でもメインマシンとして運用している。モバイル性だけでなく、デスクトップPCに引けを取らないタイプVYの高性能ぶりが発揮された形だ。
「細かい作業をするために外部モニターに接続していますが、性能面でも快適に動作し、メインPCとして十分使えています。私たちのお客さまである自治体の中でも、外出や出張が多いお客さまからは『軽くて性能が良いPCの提案を頂けないか』とよくお話をいただきます。今後はそうしたお客さまにタイプVYを提案していきたいです」と島田氏は展望を語る。
約半年間にわたりタイプVYを使用した中で気に入っているポイントとして、石井氏は「キーボードに指を置いた時のしっくり感」を挙げる。
タイプVYはキーボードのキー配列やキーピッチなど押しやすさへのこだわりを追求している。
吉水氏は充実したインタフェースに利便性を感じているという。USB Type-Cポート2基、Type-Aポート2基、HDMIポートなどを標準搭載しており、「従来はUSBハブを使ってカメラやスピーカーを接続していましたが、ポートが増えたことでハブなしでスマートに接続できるようになりました」(吉水氏)
島田氏は「汚れが目立たないつや消しのボディー」を評価する。「光沢のあるPCは指紋やほこりが目立つのが気になっていましたが、タイプVYはつや消しのマットなデザインで清潔感を保てるため、客先でも使いやすいです」と、実用性とデザイン性を兼ね備えたボディーに満足しているようだ。
タイプVY独自の特徴として、ユーザーの手で簡単にバッテリーを交換できる点も挙げられる。テクノ・マインドのように長期間利用を想定する企業において、バッテリー劣化時に本体ごと買い換えるのではなく、交換用バッテリーの購入だけで新品同様の駆動力を回復できる仕様は、コスト削減の観点からも大きなメリットとなりそうだ。
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