米Googleは6月12日(現地時間)、3D地図サービス「Google Earth」のWeb版で、フライトシミュレータ機能の提供を全世界で開始した。世界各地の3D地形や航空写真の上を航空機で自由に飛び回り、空中散策ができる。記者も実際に試してみた。
フライトシミュレータは、同社が2007年からデスクトップアプリのGoogle Earthで隠し機能として提供してきた。長年ユーザーからの要望が届いており、Web版でも提供するに至ったという。起動方法は、Google Earthの画面上の「Earthを探索」から「ツール」メニュー内の「フライトシミュレータ」を選ぶだけ。マウス、もしくは矢印キーで操作できる。
実際に東京上空で飛ばしてみると、建造物が立体的にそびえ立ち、街並みの上空を縫うように飛行できて結構楽しい。試しに東京タワーの真横スレスレを曲芸飛行さながらにかすめてみるとなかなかの迫力、ブラウザ上でこれだけの空中散策が楽しめるとは驚きだ。一方で、上下や左右といったキーボードでの簡単な操作はこなせるものの、細かい機体コントロールは思いのほか難しく、早々に墜落してしまった。
大阪上空でも3D建物の表示を確認でき、東京と同じように景観を楽しめた。一方、地方部では3D建物に未対応の地域もあり、平面の地図上を飛ぶことになるが、それでも雰囲気は十分楽しめた。
なお、デスクトップ版の隠し機能時代は「F-16」(戦闘機)と「SR22」(単発プロペラ機)の2機種から選べたが、少なくとも今回試したWeb版ではデフォルトの1機種のみだった。
なお、極端な速度で飛行したり、通信回線や帯域幅が不十分な接続を使ったりすると、3D建物や高解像度画像の読み込みに遅延が生じる場合がある。なお、同社はフライトシミュレータを「pre-GA」(一般提供前)の試験運用版と位置付けており、サポートは限定的だとしている。
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