MS、オフィスの電話にも進出。統合的な通信戦略を発表
米Microsoftは6月25日、電子メール、インスタントメッセージング(IM)、モバイル、VoIP、Webカンファレンスなど各種の通信を統合する戦略を発表した。
この戦略に向け、MicrosoftはOffice 2007の一部として統合的な通信機能を発表した。リアルタイム通信プラットフォーム「Microsoft Office Communications Server 2007」は、既存のソフト、サービス、デバイス間でのVoIP通信管理や音声・ビデオカンファレンス、IM通信を可能にする。このプラットフォームと連係する通信クライアント「Microsoft Office Communicator 2007」は企業向けの「ソフトフォン」、IM、Webカンファレンスなどの機能を提供する。
360度Webカメラを備えたコラボレーション機器「Microsoft Office RoundTable」は、Office Communications Server 2007と組み合わせると、複数の場所にいる人々がリアルな会議を体験できる。Communicatorソフトをベースにした「Microsoft Office Communicator phone experience」ソフトは、IPデスクトップ電話機など音声・ビデオ機器向けに設計されている。これら製品は2007年後半に登場する予定だ。
「Microsoft Exchange Server 2007」もこの戦略の一部となる。このソフトは電子メール、ボイスメール、FAX機能を含む統一的な受信ボックスを実現し、2006年後半または2007年前半にリリースされる。
このほかPolycom、LG-Nortel、Thomson TelecomがOffice Communicatorソフトを搭載した企業向けデスクトップIP電話機を2007年前半に提供する。またLogitech、SamsungなどがUSB電話機、無線USBヘッドセット、USB WebカメラなどOffice Communicator 2007と連係する周辺機器を投入する計画だという。
さらにMicrosoftはこの戦略に向けた以下のような提携も発表した。
- Motorolaと共同マーケティング・開発提携し、Motorola製携帯電話およびネットワーク機器でOffice Communications Server 2007を使った統合的な通信ソリューションを提供する。最初に計画されている製品は、Motorola HC700シリーズとMotorola Qで、Communications Server 2007のプレゼンス機能とIM機能を搭載する。
- Hewlett-Packard(HP)と提携。HPはOffice Communicatorなどの通信プラットフォームをベースにした通信ソリューションを構築する。
- Siemens Communicationsと提携し、Siemensのソフトスイッチ「HiPath 8000」をExchange Server、Office Live Communications Serverと統合する。
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