ヤフーが「世界初」広告商品 コンテンツマッチ×行動ターゲティング
ヤフーは7月19日、クリック課金型テキスト広告の新商品「インタレストマッチ」を秋から提供すると発表した。コンテンツマッチ広告と行動ターゲティングを合わせたような商品で、ユーザーが閲覧中のページの内容と、あらかじめ把握している興味・関心を組み合わせ、最適な広告を表示する仕組み。「世界初のサービス」としている。
同社は新広告を、ブランディング広告、検索連動広告に続く広告事業の第3の柱に育てていきたい考えで、井上雅博社長は「検索連動広告と同等の市場規模があるだろう」と期待を込める。
子会社ブレイナーの技術とオーバーチュアの営業・運用ノウハウを融合。ユーザーが閲覧中のページの内容を解析するコンテンツマッチ広告の技術と、Yahoo!JAPAN内で過去に閲覧したWebサイトの履歴や検索キーワードからユーザーの興味・関心を把握する行動ターゲティングの技術を組み合わせた。ユーザーの性別や年齢層も加味し、広告主が設定したキーワードに最も合ったページに広告を表示する。
例えば、あるユーザーが数週間前に国内旅行関連ページを閲覧し、数日前に沖縄に関するページを閲覧。今はサッカー関連の記事を閲覧していたとすると、閲覧中のサッカー関連記事の周囲に、サッカーグッズの広告と沖縄旅行の広告、国内旅行の広告が表示される――といったイメージだ。
同社によるとオーバーチュアのコンテンツマッチ広告の精度はこれまで、競合最大手に劣っていた上、過去の検索履歴を反映することができなかったという。インタレストマッチは、コンテンツマッチの精度を競合と同等に上げた上で、検索履歴に加えてサイト閲覧履歴まで反映できるため、競合よりも精度の高い広告配信が可能になるとしている。
同社が運営するサイトのうち約半数がスタート時から対応する予定で、Yahoo!トピックスやYahoo!ファイナンス、Yahoo!スポーツなど月間約200億ページビュー(PV)分が広告媒体になる。順次、オーバーチュアの提携パートナーや、「Yahoo!ウェブオーナーセンター」を利用している個人サイトにも配信先を広げていく。
サービス開始1カ月後に携帯電話に対応し、その1カ月後にはWebから申し込みできるようにする予定。広告主は「これまでチラシを配ったり新聞広告を利用していたような」(井上社長)中小の事業者を想定し、「広告市場に勘定されていなかった層を取り込んでいく」としている。
同社の広告事業は現在、バナーやレクタングル広告といったブランディング広告と、検索連動広告が中心。井上社長はインタレストマッチを、第3の広告の柱に育てていきたいと述べる。
「ユーザーの興味関心に合った広告を表示できるという点では、検索連動広告の方が10倍精度が高いかもしれない。ただYahoo!JAPAN内では検索以外の利用が全体の9割以上。インタレストマッチ向けPVの在庫は検索連動広告の10倍以上あることになる。10分の1の精度×10倍のPVで、検索連動広告と同等の市場規模になると期待している」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「うるう秒」27年に事実上廃止へ 自転とのずれ「1時間」まで容認 10月に国際会議で採決
-
2
東京の下町や浦安周辺はなぜ揺れやすい? 日本地震工学会の「揺れやすさ」マップが話題
-
3
FANZA、成人向けAI創作・公開サービス「FANZAスタジオ」発表 先行体験は8月24日から
-
4
「まるで奇行種」――とある人型ロボの爆走フォームが話題に 中国のロボット運動会400m走で優勝
-
5
将門塚によじ登り動画配信、男性が謝罪 不敬避けてきた場所……国税庁も「たたりの噂」
-
6
消費者庁、「ダークパターン」規制へ 特商法改正視野に中間取りまとめ案
-
7
目指すは、日本発IPで海外売上20兆円 経産省が新戦略を発表 「ものがたり大国5カ年計画」
-
8
「comico」サ終にマンガ家が思う“縦読みマンガ”の弱点と戦略ミス
-
9
楽天、“攻撃型ドローン”関連報道に「事実と相違ない」 国内販売窓口として導入支援
-
10
ドコモ・バイクシェア、新ブランドへの刷新また延期 8月のシステム障害受け
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR