今年2月24日に打ち上げられ、3月9日に地球に帰還し引退したスペースシャトル・ディスカバリー号が、これまで入っていたオービタ整備施設(Orbiter Processing Facility)から、VAB(Vehicle Assembly Building)に移動するというので行ってみました。
オービタ整備施設は2機入るのですが、現在飛行中のアトランティス号のために場所を空けることになったようです。ディスカバリー号はオービタ整備施設のNo.2に入っていたことから、No.1にはエンデバー号が入っていると思いますが、残念ながら見えませんでした。
移動は炎天下の中行われ、さらに蚊がたくさん寄ってきて大変でしたが、目の前をシャトルが移動するという状況に、それらを忘れて夢中でシャッターを切り続けました。
ディスカバリー号ですが、既にメインエンジンや姿勢制御エンジンが取り外されており、飛行している時とはかなり異なる外観になっています。今後、スミソニアン博物館での展示に向けて整備を行っていくはずですが、飛行のための整備ではないのがちょっと寂しいですね。
関連記事
- フォトリポート:いよいよ迫るスペースシャトル最終飛行
スペースシャトル「アトランティス」最後の打ち上げが迫っている。30年にわたって続いたスペースシャトル計画の最終飛行でもある。打ち上げ準備が進む現地から、すすけたアトランティスや発射台の細部まで分かる多数の写真が届いた。 - フォトリポート:スペースシャトル「ディスカバリー」無事に着陸 そして引退
お疲れさま、ディスカバリー。最後のフライトを終えて着陸する瞬間のディスカバリーを現地からフォトリポート。 - フォトリポート:「ディスカバリー」、ラストフライト
スペースシャトル「ディスカバリー」が最後の打ち上げに成功。打ち上げの瞬間を現地からフォトリポート。 - フォトリポート:スペースシャトル「ディスカバリー」最後の打ち上げ迫る
スペースシャトル「ディスカバリー」が最後のフライトに向け、打ち上げの最終準備が進んでいる。現地からフォトリポート。 - フォトリポート:スペースシャトル「ディスカバリー」最後の打ち上げへ向けて再び発射台へ
昨年から延期されていたスペースシャトル「ディスカバリー」の最後の打ち上げの準備が大詰めに入った。2月23日に打ち上げられる予定だ。現地からフォトリポートで伝える。 - 「ディスカバリー」最後の打ち上げへ 発射台を写真リポート、はちゅねミクも見守る
スペースシャトル「ディスカバリー」の最後の打ち上げ準備が進んでいる。4日にはスペースシャトルを覆う回転整備塔が取り外され、美しいその姿を現した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.