X(元Twitter)、有料になっても使いますか?:NEWS Weekly Top10
「イーロン・マスク氏がX有料化に言及した」という話題がアクセス1位になった。後日、マスク氏は、自らの発言がデマだと指摘したコミュニティーノートに同意する意見を表明している。もしXが少額課金制になった場合、どのくらいの人が利用を続けるだろうか?
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2023年9月16日〜9月22日ようやく涼しくなってきた……と思ったらインフルエンザや新型コロナウイルスが大流行していて、息つく間もありません。皆さんは無事にお過ごしでしょうか。
さて先週は「イーロン・マスク氏がX有料化に言及した」という話題がアクセス1位になりました。この話、「デマだ」という説も一部で出ましたが、実際に動画を見てみると、マスク氏は「Xシステムの月額使用料を少額課金する方向に移行している」とはっきり言っています。1アカウントごとに少額でも経済的負荷をかければ、大量のbot(動画では「bot軍」と呼んでいます)」を使った世論操作などが難しくなるのでは、という文脈でした。
が、この後マスク氏は、自らの発言がデマだと指摘したコミュニティーノート(これこそ誤情報ではと思うのですが)に同意しています。少額課金案があまりに反発を受けたので、日和(ひよ)ったのかもしれません。
さて、もしXが少額課金制になったとして、私は使うだろうか。考えてみましたが、うーーーん、みんなが使うなら使うかなあ。微妙なところですね。
私はXを、好きな著名人をフォローしたり、面白いと思った記事への感想を投稿したり、同じ趣味の人と盛り上がる場として使っていますが、課金制になって利用者が減れば、著名人もやめるかもしれないし、告知は広がらないし、一緒に盛り上がる相手も減ってしまうでしょうから、利用目的がなくなります。
マスク氏はbot対策として有料化が有効だと思っているようですが、現状でも有料アカウントのbotをたくさん目にします。完全有料化したところで、botは減らず、善良なユーザーが減るだけでは、という気がします。
一連のマスク氏の動きからは「Xから収益を上げたい」「Xのbotを排除したい」という気持ちは分かるのですが、ではXをどのような場にしたいのかが全く伝ってきません。良くも悪くも情報インフラになったXが半年後、1年後にどうなっているのか、ますます見えなくなってきましたね……。
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