“3つの3D体験”がノートPCにもやってきた――「FMV LIFEBOOK AH570/5BM」検証:これなら3Dを導入していいかも?(4/4 ページ)
PC USERで人気のノートPCといえば、モバイル機だが、世間での売れ筋は15型前後の据え置き機だ。では、3D立体視に対応した富士通の主力ノートを見てみようではないか。
バッテリー、騒音、発熱テストの結果は?
バッテリー駆動で利用する機会はあまりないと思われるが、バッテリー駆動時間のテストも行ってみた。テストプログラムには海人氏のBBench1.01を使い、10秒ごとにキー押下、1分おきに無線LANでWebアクセスを行う設定(電源プランは「バランス」、液晶輝度40%)で駆動時間は44分(残り10%)だった。バッテリー駆動では短時間でも心もとない印象だ。
静音性はまずまず。室温24度、暗騒音32デシベルの環境で本体を手前5センチから計測した騒音レベルは、アイドル時で38デシベル、低負荷時で39デシベル、高負荷時で43デシベルだった。アイドル時でもファンが回るのが分かるが、高負荷時でもそれほどうるさいという印象はない。音の変化は緩やかで、特に気になることはなかった。
発熱の処理は優秀だ。手が触れる部分ではパームレストは常にクールな状態で、キーボード左が多少ほかより温度が高いかという程度だ。
使い勝手に優れるエンターテインメントノートPC
量販店での実売価格は17万5000円前後となっている。さすがに安くはないが、PCとしてハイレベルの基本性能に3D立体視対応を含め、充実したエンターテインメント機能を備えていることを考えると納得できる価格だろう。
特に3D立体視機能については、見るための機能があるだけでなく、自分で撮影できる3Dカメラを装備するほか、買ってからすぐに楽しめるようソフトウェアやコンテンツを豊富にそろえている点も魅力だ。
また、液晶の表示品質やテレビの画質などは安価なノートPCと明らかな差がある部分で、タッチパッドやスクロールパッドを含め、各種機能の使い勝手もよい。快適にワンランク上のエンターテインメント体験ができるノートPCとしておすすめできる。
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