こちらでは、Antillesが動いていた!――MSIのCeBIT展示ブース事前公開:CeBIT 2011
関係者向けのカンファレンスが行われるCeBIT開幕前日。台湾ベンダーが集うHall 17では、ASUSに続いてMSIも展示ブースの事前公開を行った。
負けずに登場。MSIの“Z68”マザー
液晶一体型PCやノートPCの需要が多い欧州市場向けの展示会だけあって、そのカテゴリーの製品が多いMSIブースだが、PCパーツでも正式発表前の注目モデルが公開された。
ASUSと同様に、マザーボードでは“Intel Z68 Express”を搭載した「Z68A-GD80(B3)」が登場した。型番で“GD80”を掲げているように、MSIのマザーボードで最上位モデルとなる。もちろん、CPUは“第2世代 Coreプロセッサーファミリー”をサポートする。電源回路はDrMOSを導入した12フェーズで構成だ。また、拡張スロットで3基のPCI Express x16を備えるほか、USB 3.0対応ポートが10基、Serial ATA 6Gbps対応ポートが2基、そして、eSATAも2基備える。
MSIのマザーボードで高品質を実現する「Military Class II」や、自動オーバークロック設定機能「OC Genie II」、Control CenterIIによる簡単なオーバークロック設定機能など、MSIのハイエンドマザーボードで実装されている機能は、Z68A-GD80でも導入される。
緊急輸入で間に合わせた「動くAntilles」
グラフィックスカードでは、1月に行われたAMDのイベントで初めてリファレンスデザインが公開された、“Antilles”こと「Radeon HD 6990」を採用する「R6990-4PD4GD5」の動作デモが、MSIのブースで公開された。カンファレスの直前、当日昼になってようやく動くサンプルが到着したもので、詳しいスペックや出荷時期、価格については、事前公開で明らかにされなかった。
さらに、動くOntarioタブレットも登場
タブレットデバイスでは、初めてのOntario採用モデルとして、「Windpad 110W」が登場した。CPUには、AMDの“Fusion”APUで、TDPが9ワットとなるC50が搭載される。OSはWindows 7 Home Premiumで、10.1型ワイドのタッチパネル内蔵ディスプレイを採用。タッチ操作に最適化された「MSI Wind Touch」インタフェースをシェルとして用意する。
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