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NVIDIAの「Tegra 3」、アウディ全車に搭載
新世代のモバイル機器向けプロセッサ「Tegra 3」が2013年以降のアウディ全車に採用される。
米NVIDIAは1月11日(現地時間)、独Audiの新世代情報表示システム用プロセッサに同社のクアッドコアモバイルプロセッサ Tegra 3が採用されたと発表した。2013年よりアウディ全車種に搭載される。
Tegra 3は、低消費電力動作に適したトランジスタを採用するシングルコアARMと、高い処理能力を発揮できるトランジスタを採用するクアッドコアARMという「1+4コア」の構成を採用するモバイル機器向けプロセッサ。アウディ車には車載デジタルメーターパネルおよび統合情報表示機能「インフォテインメントシステム」用のコンピュータサブシステムであるビジュアルコンピューティングモジュール(VCM)に備わり、高度な各種車両情報の表示やエンターテインメント系機能の利用を実現する。
アウディは、2009年にGoogle EarthなどGoogleサービスを統合したカーナビシステムも採用。これまで大きな違いがあったコンシューマー家電と車載機器の機能差を最新スマートデバイスに搭載される技術を採用することで、安全性を高めつつ、運転の楽しみを高める差別化ポイントに据える。直近の2012年は、Tegra 2搭載車両を投入する予定とする。
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