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第2回 spモードメール、テザリングは利用できる?――「So-net モバイル 3G」So-net モバイル 3Gの“ここ”が知りたい(2/2 ページ)

So-net モバイル 3Gは、月額2770円でドコモの3G通信を利用できるサービス。SIMカード単体が提供されており、ドコモやSIMフリーのスマートフォンなどに挿入して使う。今回はテザリングやモバイルWi-Fiルーターでの利用について調べた。

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モバイルWi-Fiルーターでも利用できる?

 So-net モバイル 3Gは、3G通信に対応したモバイルWi-Fiルーターでも利用できるのだろうか。Huawei製の“ドコモ版Pocket WiFi”「HW-01C」でも試してみた。まずはHW-01CにSIMを挿入。その後PCにUSB接続すると、「docomo HW-01C設定ツール」が自動でインストールされる。インストールが完了したら、docomo HW-01C設定ツールを立ち上げてログインし、「設定」→「3G設定」→「プロファイル設定」でSo-net モバイル 3Gのユーザー名やパスワードなどを入力して「保存」する。プロファイル名は「So-net」などとしておく。その後「設定」→「3G設定」→「接続モード設定」で「So-net(D)」を設定して「適用」を選び、「接続」選択後に表示される画面で「接続中」になっていればOK。Xperia arcで接続し、+D Mobile編集部で1月31日18時50分ごろに測ったところ、2~4Mbps台の速度が出た。

HW-01CにSIMカードを挿入(写真=左)。設定には「接続モード設定」と「プロファイル設定」を利用する(写真=左)。
プロファイル設定をこのように変更して保存する(写真=左)。接続モード設定のプロファイルリストを「So-net(D)」として「適用」を選ぶ(写真=右)

DWR-PGにSIMカードを挿入

 続いて、バッファローの「DWR-PG」(BF-01Bと同じ)でも検証した。DWR-PGとPCを接続して、DWR-PGに保存されている「クライアントマネージャv3」とエアステーション設定ツール」をインストール。続いて、タスクトレイに現れるクライアントマネージャを右クリック→「かんたん接続」→「自動セキュリティ設定」を選び、DWR-PGの「AOSS」ボタンをAOSS/DIAGランプが点滅するまで押し続け、PCと接続する。その後ブラウザのURL欄に「192.168.13.1」と打ち込むとAirStationの設定サイトが表示されるので、「ユーザ名」に「root」と打ってログインする。設定サイトのトップページで「インターネット接続を行う(3G/HSPA)」を選び、接続方式を「他社プロバイダー」にし、APN、ユーザー名、パスワードを入力すれば完了だ。Xperia arcで接続し、+D Mobile編集部で2月1日19時ごろに測ったところ、1~3Mbps台の速度が出た。

クライアントマネージャの「かんたん接続」から「自動セキュリティ設定」を選んでAOSS接続する(写真=左)。「192.168.13.1」にブラウザからアクセスして「root」でログイン(写真=右)
「インターネット接続を行う(3G/HSPA)」からAPNなどを設定する
HW-01CとDWR-PGで測った通信速度

 テザリングやモバイルWi-Fiルーターを利用すると、スマートフォン単体での3G通信と比べて速度に若干のバラツキがあるが、それでも1Mbps以上は確実に出た。ドコモ スマートフォンでテザリングを使えないのが残念だが、SIMフリースマートフォンやモバイルWi-Fiルーターで活用すれば、さらに利用シーンが広がりそうだ。

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