ナナオ、IPSパネル搭載で省電力化した21.3型UXGA液晶「FlexScan S2133-H」
ナナオの「FlexScan S2133-H」は、A3判が収まる21.3型スクエア液晶ディスプレイ。広視野角のIPSパネルを採用し、疲れ目抑制および消費電力軽減の機能を備えている。
ナナオは3月4日、21.3型スクエア液晶ディスプレイ「FlexScan S2133-H」を発表した。2013年4月30日に発売する。価格はオープン、同社直販「EIZOダイレクト」での販売価格は8万9800円だ。カラーはブラックとセレーングレイの2色を用意している。
1600×1200ドット(UXGA)の解像度に対応した21.3型スクエア液晶ディスプレイ。IPS方式のノングレア液晶パネルを採用し、視野角は上下/左右で各178度、表示色は約1677万色(10ビットLUT)、輝度は420カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1500:1、応答速度は6ms(中間階調域)だ。
インタフェースはDVI-D、DisplayPort、D-Subの3系統を搭載。USB 2.0ハブ機能(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2)も備える。スタンドは上40度のチルト、左右70度のスイベル、82ミリ範囲での昇降、右回り90度の縦位置表示が可能だ。100×100ミリピッチのVESAマウントにも対応する。本体サイズは465(幅)×208.5(奥行き)×453~535(高さ)ミリ、重量は約8.6キロ。
照度センサーの内蔵による外光に応じた自動調光機能「Auto EcoView」、表示を紙のような風合いに調整できる「Paper」モード、映像をリアルタイムで補正して視認性を確保しながらバックライト輝度は抑える「EcoView Optimizer 2」など、疲れ目抑制および消費電力低減のための機能も持つ。
さらにLEDバックライトの採用もあり、最大消費電力は従来のCCFLバックライト搭載機と比較して約2/3に抑えた。消費電力は最大で45ワット、標準で12ワット、節電時および待機時で0.3ワット以下だ。
1台のPCから同一ネットワークに接続されたディスプレイ複数台の輝度設定や電源オフなどの遠隔操作が行える電源管理ソフトウェア「EIZO EcoView NET」にも対応する。
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