モバイルPCが盗まれた! 情報流出を防ぐには?――「VAIO Duo 11」で実践:VAIO Duo 11ロードテスト(4)(2/2 ページ)
モバイルPCにとって、盗難や紛失は心配の種だ。しかし、「VAIO Duo 11」には“IATS”という頼もしい味方がついている。今回はこのセキュリティ機能を実際に試してみよう。VAIO Duo 11に限らず、特にUltrabookを携帯して使う方は、参考にしていただきたい。
盗難や紛失時には、どのようにデータを保護するのか?
セットアップが終わったので、盗難にあったと想定し、保護機能を使ってみよう。まずは、別のPCから管理コンソールにログインする。「デバイスを保護する」ボタンを押し、次の画面で「デバイスをロックする」を選ぶ。そして、その後に表示される画面で「シャットダウン」ボタンを押せば、ロックが実行される。
実際にはVAIO Duo 11は手元にあるので、どのくらいでロックされるのか、観察してみたところ、約9分後に何の前触れもなくシャットダウンが行なわれた。もちろん、VAIO Duo 11がインターネットに接続された状態でなければ、別のPCで設定したロックの命令を受け取れない点は注意したい。
自動でシャットダウンが実行された後、VAIO Duo 11の電源を入れてみると、黒い背景でロックされたことを示す画面が出てきた。確かにしっかりロックされているようだ。VAIO Duo 11が内蔵するSSDのデータにはIATSの改ざん防止機能が働き、分解してSSDのみ取り出されたり、OSが再インストールされても個人データは保護される。これならば、仮に盗難されてもVAIO Duo 11に保存した大事なデータを抜かれる心配はないだろう。
次回は設定を変えるなど、もう少し突っ込んでIATSを使ってみたい。
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