思わず見とれる美しさ――「VAIO | red edition」に魅了される:“情熱と挑戦”を色で表現(1/3 ページ)
“ものづくりへの情熱”をボディカラーで表現したという「VAIO | red edition」。単なる赤いPCではないスペシャルな仕上がりをじっくりチェックした。
まったくの予想外、“赤”で攻めるVAIO
「VAIO」と聞いて思い浮かべるボディカラーは何色だろうか?
さまざまなカラーバリエーションを展開してきたソニーのVAIOだが、多くの方はブラックやシルバー、ホワイトといった定番色を思い浮かべることと思う。あるいは、初期のVAIOをご存じの方ならば、パープルと答えるかもしれない。
しかし、2013年の夏モデルでソニーが新たに投入したのは、目にも鮮やかな光沢あるレッドをまとった「VAIO | red edition」だった。「VAIO Duo 13」「VAIO Pro 13」「VAIO Pro 11」「VAIO Fit 15」「VAIO Fit 14」の5機種にred editionが用意され、ボディカラーの違いだけで新ブランドを立ち上げる力の入れようだ。
昨今はさまざまなカラーのPCが売られており、国内大手メーカーでは主力のノートPCにレッドのモデルを用意している場合も少なくない。これはソニーも例外ではなく、レッドのVAIOをこれまでにいくつも発売してきた。
それでは、今なぜVAIO | red editionを発売するのか?
ソニーによると、これらのVAIO | red editionは単なる赤のカラバリということではなく、エンジニアがVAIOに向ける情熱と挑戦の精神、いわば「ものづくりの情熱」をこだわりの塗装で表現した特別な製品という。「目の覚めるような第一印象と圧倒的な存在感」を目指し、何度も試行錯誤を繰り返してたどり着いた、これまでにないハイクオリティな光沢レッドのVAIOなのだ。
実際、表面の仕上げはPCの塗装としては非常に凝っている。独自の多層塗布技術により、塗装を何層も丁寧に重ねたうえ、専門職人が手で磨いて光沢を出し、鮮やかで深みのある赤を実現。仕上げにUVコーティングを施し、耐久性の向上と明るい色味も達成しているのが特徴だ。カーボンファイバーやアルミニウムなど鮮やかな色の塗装が難しい異なる素材でもred editionを通じて同じ色味に整えており、ブランド全体での統一感を図っているのも見逃せない。
VAIO | red editionはソニーストアの直販モデルで、通常のVAIOオーナーメードモデルに比べて選択できる仕様がハイスペック寄りに限定されている。専用の化粧箱で配送されるほか、購入者限定でサポートプランのバージョンアップ(有償)も用意され、電話相談や訪問時間、PCレッスン時間の延長などの特典もつく。
今回はVAIO Duo 13、VAIO Pro 11、VAIO Fit 15のred editionを入手したので、その仕上がりをじっくり見ていこう。
「VAIO Duo 13 | red edition」
VAIO Duo 13 | red editionは、スライドボディを採用したコンバーチブル型のモバイルノートPC。ワンアクションでタブレット形状とノートPC形状に切り替えながら利用できるのが特徴だ。筆圧検知対応のペン入力も行えるタッチパネル搭載の13.3型フルHD液晶ディスプレイを備えている。
外観はディスプレイ部のブラックと、それ以外のレッドが強いコントラストを生んでおり、red editionの中でも異彩を放つ。購入者限定で同時購入できる専用ケースとして、吉田カバンとコラボレーションしたPORTERオリジナルのレザーケースを用意しているのもポイントだ。
なお、VAIO Duoは11.6型フルHD液晶を備えた「VAIO Duo 11」もラインアップしているが、こちらにred editionは用意されていない。
・→2013年PC夏モデル:重量ほぼ変わらず13.3型に大画面化+18時間動作、“スライダー”Ultrabookがさらに進化──「VAIO Duo 13」
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