Nexus 7(2013)、“アジア最速”で日本上陸:LTEモデルは9月中旬ほぼ4万円(2/2 ページ)
グーグルは、Nexus 7(2013)日本向けモデルの製品説明会を行い、米Googleエンジニアリングディレクターが“細く薄く軽く”なった本体と“4.3なOS”の新機能を解説した。
Android 4.3の新機能を改めてアピール
Nexus 7(2013)には、OSとしてAndroidを導入している。当然ながら、バージョンは最新の4.3となるが、ヤーガ氏は、そのAndroid 4.3で使えるようになった新機能について、特にマルチユーザー環境への対応とユーザーごとに利用権限を設定できる「制限付きプロフィール」と「OpenGL ES3.0」の対応などで向上したグラフィックス性能、そして、Google Mapsで導入したGoogle+ローカルとの連携による機能拡張などを、デモを交えながら紹介している。
制限付きプロフィールでは、ヤーガ氏が子どもと共有するというNexus 7(2013)で、子どものアカウントでログインしている状態では、Google Playで支払いを要求するコンテンツのダウンロードができないことを示し、OpenGL ES3.0対応では、グラフィックスベンチマークテスト「MOBILE GPUMARK」でシェーダープログラム処理とポストエフェクト、物理演算を行う「RIGID GEMS」デモ画面を紹介した。
特にグラフィックス機能の向上では、タブレット向けでもアプリが増えたGoogle Playの主要コンテンツとしてゲームカテゴリーと配信とネットワークプレイの支援アプリ「Playゲーム」を取り上げ、グラフィックス描画が高精細になってきたことや、ネットワーク対戦の相手を見つけてゲームを始めるまでが容易であることなどから、「ゲームに最も適したモバイルデバイス」(ヤーガ氏)と訴えている。
SIMロックフリーなLTEモデルは9月中旬まで待て
ヤーガ氏は、説明会の最後に日本市場で販売するNexus 7(2013)のラインアップと価格を紹介した。ラインアップはROMの容量と利用できる無線接続の違いで「16Gバイト Wi-Fiモデル」「32Gバイト Wi-Fiモデル」「32Gバイト LTEモデル」を用意した。
それぞれ価格は、2万7800円、3万3800円、3万9800円。Wi-Fiモデルは8月26日13時からGoogle Playや販売パートナー各社で予約受付を始め、販売は8月28日午前零時から開始する。
なお、LTEモデルの出荷開始は9月中旬以降の予定だ。Nexus 7(2013)はSIMロックフリーで、Googleの資料によると、現時点で、LTE対応SIMとして、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスが利用可能としている。
「Nexus 7 (2013)」の主な仕様 | |
---|---|
機種名 | Nexus 7 |
OS | Android 4.3 |
CPU | Snapdragon S4 Pro 1.5GHz クアッドコア |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約114×200×8.65ミリ |
重さ | 約290グラム(LTEモデルは約299グラム) |
バッテリー駆動時間 | 待機:約300時間、HD動画再生:約9時間、Webブラウジング、電子書籍閲覧:約10時間 |
バッテリー容量 | 3950mAh |
メインカメラ | 有効約500万画素、オートフォーカス |
インカメラ | 有効約120万画素、固定フォーカス |
メモリ | ROM:16Gバイト/32Gバイト、RAM:2Gバイト |
ディスプレイ | 約7.02インチ 1200×1920ピクセル表示 IPS方式 |
対応する通信方式(日本/北米) | LTE:700/750/850/1700/1800/1900/2100MHz、HSPA+:850/900/1900/2100/AWS(1700/2100)MHz、GSM:850/900/1800/1900MHz |
対応する通信方式(欧州) | LTE:800/850/1700/1800/1900/2100/2600MHz、HSPA+:850/900/1900/2100/AWS(1700/2100)MHz、GSM:850/900/1800/1900MHz |
発売予定日 | 8月28日(LTE対応モデルは9月中旬) |
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