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Windows 10の標準ブラウザ「Spartan」はどこまで使える?――最新プレビュー版で試す:鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(3/3 ページ)
Windows 10の新しい標準ブラウザとなる「Project Spartan」(開発コード名)が、ついにTechnical Previewに搭載された。現状でどこまで使えるのかチェックしていこう。
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「Build 10041」での改良点もチェック
順番が逆になってしまったが、3月中旬に提供されたBuild 10041での改良点をここで改めてチェックしておく。詳細はBlogging Windowsの投稿にまとめられており、既知の問題も列挙されている。
- ドラッグ&ドロップによるアプリリストからスタートメニューへの項目追加
- バーチャルデスクトップ関連操作の改良
- Cortana提供地域の拡大(Windows Phone 8.1での対応に合わせたもの)
- ネットワーク設定メニューの変更
- PhotosアプリでのRAWサポート拡大と、ライブタイルでのOneDriveコンテンツ表示
- 手書き入力キャンバスの改良
- ロックスクリーンに表示される画像とメッセージをアレンジ
前述のSpartanをはじめ、Windows 10 TPはあくまでテスト用のビルドであり、いろいろ問題があるのは事実だ。
しかし、Build 10041にみられるマイナーチェンジの多くはテスターからの要望を受けて変更を加えたものであり、Windows Insider Programの参加者がMicrosoftと一緒になって完成品を作り上げていっているようなものだ。それを踏まえ、ぜひ未完成のOSにさまざまなフィードバックを戻していってほしい。
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