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Google、499ドルからの10.2型Android 6.0タブレット「Pixel C」――着脱式キーボード採用でSurface/iPad Proに対抗へホリデーシーズンに米国で発売

Surface、iPad Proとキーボード着脱式のタブレットが注目される中、Googleもそうした設計の10.2型Androidタブレット「Pixel C」を発表した。

 米Googleは9月29日(現地時間)、新OS「Android 6.0 Marshmallow」搭載のキーボード着脱式10.2型タブレット「Pixel C」を発表した。米国ではホリデーシーズンにGoogle Storeで発売する予定、日本での発売は未定だ。価格は32Gバイトモデルが499ドル、64Gバイトモデルが599ドル、着脱式の専用キーボードが149ドル。

Googleの10.2型Androidタブレット「Pixel C」

 GoogleのChromebook上位機種に用いられてきた「Pixel」の名称を採用したAndroidタブレット。別売の専用キーボードと組み合わせることで、ノートPCのように利用でき、プロダクティビティに注力したAndroidタブレットとなる。Surface、iPad Proとキーボード着脱式のタブレットが注目を集める中、Googleもこのトレンドに追従してきた格好だ(ただし、筆圧ペンは非採用)。

 キーボードはほぼフルサイズを確保。キーボードの奥側にはスタンドがあり、タブレット本体を装着して使う設計だが、接続はワイヤレスのBluetoothを採用する。装着したタブレットのチルト角度は柔軟に調整可能だ。タブレット本体と磁力で吸着し、合体時はタブレット本体からキーボードへ充電でき、非使用時はキーボードが画面カバーの役割も兼ねる。

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別売の専用キーボードは、奥側にタブレット本体を装着するスタンドを用意。スタンドはチルト機構を備えている

 タブレット本体の基本スペックは、プロセッサが8コアのNVIDIA Tegra X1、メモリが3Gバイト、ストレージが32Gバイトもしくは64Gバイト。液晶ディスプレイは10.2型の2560×1800ピクセル表示(約308ppi)と、iPad Pro/Air(約264ppi)以上の高精細パネルだ。画面のアスペクト比はSurfaceが採用する3:2に近い。輝度は500カンデラ/平方メートル、色域はsRGBをカバーし、明るく色鮮やかな表示が期待できる。

 ボディはアルミニウム合金を採用し、A4ジャストサイズのフットプリントとなる(現状で詳細な本体サイズと重量は非公開)。フロントとリアにカメラ、本体の端に4つのマイクを内蔵し、USB Type-C、ヘッドフォン出力端子も備えている。

タブレット本体はA4ジャストサイズ。もちろん、キーボードも本体のサイズに合わせてある
スペックは不明だが、リアとフロントにカメラを内蔵している
4色に光るインジケータを用意

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