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米国でWindows 10のシェアが7を上回る 日本はどうだ?:鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/2 ページ)
まだWindows 7がメインOSというユーザーも少なくないだろうが、先進国ではWindows 10が多数派になりつつある状況だ。
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ワールドワイドではまだまだWindows 7のシェアが高い
このようにWindows 10とWindows 7のシェア逆転は少なくない地域でみられる一方で、StatCounterによる世界全体での集計結果は2016年12月時点でWindows 7が40.23%、Windows 10が27.15%と大きく開いている。同様に、NetMarketShareによる2016年12月の集計結果でもWindows 7が48.34%、Windows 10が24.36%とやはり倍近い差がある。
この違いはどこで生まれているのか。その答えはStatCounterで中国のシェアを調べればすぐに分かる。同国ではWindows 7のシェアがいまだ5割近くあり、なんとサポートがとっくに終わったWindows XPのシェアも2割近いのだ。Windows 10も伸びており、2016年12月にはWindows XPを抜いてシェア2位となったものの、他の地域とはトレンドが大きく異なる。
全体的な国の数やユーザーの数としては、前述のような先進国よりも新興国の方が多く、それらは中国に近いシェアの推移だと推察される。
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